宮本常一の世界(山口県周防大島)その5
片添ヶ浜海水浴場の近くにある小さな小さな島
「沖家室島」
約30年前に完成した橋によって大島と繋がりました。
メインの道路からひとつ入ると、そこは細い路地と
古い佇まいを残す街並みがありました。
周防大島といえば、高齢化率の高いことで有名なんですが
(なんと47.4%らしい。)
日本全体の平均が約25%であることを考えると大変な数値ですね。
かつて3,000人いた人口も、いまや200人程度らしいです。
空き家も目立ちますし、お昼というのに誰一人歩いていないのです。
しかし、ある意味これが未来の日本の姿なのかも。
総務省の予測によると、50年後の2060年(平成72年)には39.9%、
すなわち2.5人に1人が65歳以上となることが見込まれてらしいです。
沖家室島を出て、少し海沿いを走ると
ひじきらしき海藻がずら〜と並んでいて、人の活気を感じて
なんだか少しほっとしました。
宮本常一氏が今の現状をみたら、なんと思うだろうか?
そんな周防大島でした。
はい。